2012年 06月 06日
日伊ハーフとの結婚 |
前にも何度か書きましたが、イタリア人と日本人の国際結婚は非常に増えており、フィレンツェやミラノなどの大きいor有名な都市ではよく見かけるみたいです。
ブログでも、こうした人たちが残してくれている結婚の手続きは数多くあり、読みあさりました。
でも、探しても探しても得ることができなかった情報、それは、イタリア人と日本人のハーフとイタリアで結婚する方法。
よくよく考えれば、彼は私よりひとまわり上の世代。そんな時にイタリア人と国際結婚をした日本人は少なかったんだろうな。お義母さんすごいわ!!!!
で、何が問題かというと、法がころころ変わるというのはイタリアの有名な話ですが、日本人とイタリア人を両親に持ついわゆる日伊ハーフはこんな特徴があります。
例えば母が日本人で父がイタリア人の場合、
母→日本人で日本国籍を所有
父→イタリア人でイタリア国籍を所有
子→生まれた時は日本とイタリア両方の国籍を所有(二重国籍)。20歳になったときにどちらかの国籍を選ばなければいけない。
これが現在の決まり。
多くの人が20歳を超えてから結婚すると思うので、その段階で所有している国籍は一つ。
つまり、血は日本人とイタリア人の血が半分ずつで、いわゆるハーフであっても、
・日本国籍を選択し、イタリア国籍を放棄した場合→日本人として結婚手続きを行う
・イタリア国籍を選択し、日本国籍を放棄した場合→イタリア人として結婚手続きを行う
ということになります。
しかーーーし!!!!!
なぜか夫が20歳になって国籍を選択しようとしたときのこと。
・日本→20歳になったら二重国籍が認められず、どちらかの国籍を選ばなければならない
・イタリア→イタリアの国籍を放棄してはいけない(※)
※これが、イタリア在住の人に限るのか、条件付きなのか、詳しいことはわかりません。ごめんなさい。
どういうことかというと、日本の国籍を選択するという意思を届けることで、日本国籍を得られる。プラス、放棄してはいけないというイタリア国籍も保持したまま、という二重国籍は継続されることになったんです。
その後法律が変わったので現在はこうしたことは無理ですが。
私が夫と結婚する際に悩んだこと、それはイタリア人と日本人として結婚するのか、日本人と日本人として結婚するのか、ということ。とりあえず今のところは生活の拠点をイタリアにすると決めたので、私にとって、イタリア人の妻となるか日本人の妻になるかというのはここイタリアにおける生活ががらっと変わる!!!!(まず滞在許可証、そして税金関係や住民登録など諸々)同じ人なのにね、なんか不思議だけど。
現在成人の二重国籍は禁止されているから、なんとなく悪いことをしているようでだましているようでちょっと気持ちわるかったんだけど、覚悟を決めて大使館に確認しました。
怒られるというか、詰め寄られるかと思ったけど、上の責任者の方はこうした状況も把握してて下さったので、とても親切に説明を頂くことができました。
結局、夫は日本に国籍があるので、当然日本に戸籍があります。その戸籍を取り寄せ、日本人同士の結婚と同じ書類を揃えました。でもイタリアのコムーネで挙式をしているので、必要な書類を取り揃え、(イタリア人と日本人が結婚するために必要な書類)夫が同一人物であるという一筆とサインをすれば、大丈夫とのことで対応してもらいました。
最悪、南イタリアで行った挙式が無効になってしまうのではないかととーーーーってもヒヤヒヤしていたから本当に良かったです^___^ ふう〜!
そこで、新しい選択が。
日本における名字を夫の日本の名字(=お義母さんの名字)か、私の名字かに選べるということ。
ちょっと申し訳なかったけど、私は今実際に日本の銀行やカードを使っているので名前の変更手続きなどの手間を考えた結果、私の名字にすることにしました。
ごめんね。
うちの家族はうちへ婿養子(?笑)となった夫の名前を連呼してなんか可愛いね、と喜んでいました。笑
関係ないけど、これは鹿児島のおじいちゃんの山。まっすぐまっすぐ伸びた杉の木達。かっこいいよね〜!
まあ、こうした多少のハプニングはあったけど、結果的に全て望んでいた通り、順調に来ていることに感謝だね、ときのうしみじみ語りかたでした。
by cipolline
| 2012-06-06 19:16
| 結婚手続き
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