愛しい気持ち |
今朝はいつもより早く起きたから、イチゴのバージョンを作ってオーブンで焼いてたら、起きてきたパオロが「もしかして・・・」って満面の笑み。
「わたし上手ね〜」
って言うから、???何が?って聞いたら
「彼女選ぶの。」
だって。なかなか嬉しい一言でした^^
私がイタリアへ来るということ・・・、仕事をするわけでも、こっちに友達がいるわけでもない。イタリア語も話せない。本当にパオロしかいない状態でここに来た。
将来を考えて、パオロのところに行くということは旅行やバカンスで一時的に来ているわけではなく、一応ビザという法律の基で3ヶ月という期間はあるものの、終わりがない世界に足を踏み入れるようなものだった。
地元の友達がいるわけでもなく、一人で大したこともできない。
私という人物の価値というか立場が急にちっぽけに感じることもたびたびで。
こんな状態を全く想像していなかったのかというとそうじゃない。
ずっと考えていたし、私の親友であり大切な心友も今パオロしかいないところに行くのはやめた方がいいと思う。もう少し彼のいない世界で、自分を見つめて費やして生活を楽しんでみるべきだと思う、って言ってくれた。
私はイタリアに行かずに遠距離を選んだ。東京とイタリア、鹿児島とイタリア。
私はパオロの存在に全てを支えられ、彼はいつも私の心の中心にいたけど、2年半という離れ離れの時が流れていくにつれて、私の中でそのことがだんだんと重くなってきたのも確かだったのかもしれない。会いたい、会えないの自問自答に嫌気がさし、話したいときに連絡がとれないことで不安になったりイライラしたり無駄にエネルギーを使い、親と過ごす時間が増え、将来のことを話せば話すほど親元にいることが幸せなのではないかと思い・・・。
最後はいつも、でも好きだから、というところで引き止めていた。その糸は太かったり、細く、切れそうになったり。
それでも今ここに私とパオロが一緒にいるということは、意味があることなんだと思う。
彼と初めて出会ってから約4年半。いろいろあったなあ・・・笑
そして、付き合いたての頃でも、遠距離の頃でもなく、今が一番正直で、そしてラブラブな関係であるということ。長いこと、私の中で彼との生活は描けても、家庭がなかなか描けなかった。
今は違う。
パオロが私の親に結婚の挨拶をしに鹿児島へ来るって言ってくれたのはとても大きい。
愛する幸せ、愛される幸せ。
ありふれた言葉だけど、私は今それを噛み締めている。